暴力事件ごときで日馬富士を首にする相撲界の歪み

日馬富士貴ノ浪をボコボコにしたということで引退させられました。

 

これはひどい話です。

 

それなら野球界はどうなるのか。デッドボール当てられた選手がピッチャーに殴りかかるのは当たり前の出来事です。テレビの生中継で乱闘騒ぎをやっています。

 

でも日馬富士はお酒の席で殴っただけです。公衆の面前でもないし、生放送中でもありません。

 

サッカーでも相手選手を殴ったり蹴ったりはあります。マラドーナもワールドカップという一番大事なところで相手選手に腹蹴りして退場になりました。

 

原口元気も練習中にチームメイトをボコりました。

 

しかし相撲界はイメージ優勢で日馬富士をクビに。幕引きを図ってなんとか事態を収めたいのでしょう。

 

こうした姿勢こそが今の相撲界の歪みをあらわしています。理事会のおっさんたちはそういうことに気づいていません。これでは相撲界は変わらないでしょう。

 

臭いものには蓋をしておわりだと思っている。

 

引退会見での伊勢ケ浜親方のキレかたなどはその象徴でしょう。最初は泣き真似して同情を買おうと必死でしたが、記者からの質問タイムになるとずっとキレぎみで回答していました。

 

とくに伊勢ケ浜親方をキレさせたのは報道ステーションの メインキャスターをつとめる富川アナ。

 

九州場所横綱初土俵を踏んで、その九州場所で引退する。その因縁がどうのこうのというマヌケなこじつけ質問に伊勢ケ浜親方はマジぎれ。

 

富川アナと伊勢ケ浜親方の攻防は非常にマヌケで面白かったです。

 

富川アナはもともと頭が悪いのですがイケメンなので報道ステーションのメインキャスターになれました。

 

プロデューサーがお金儲け目的でそうしたようです。イケメンをキャスターにしておけば視聴率が取れます。そうするとスポンサーがついてお金が入ってくるぞと。

 

今回の引退会見でも「日馬富士をとにかく泣かせろ」という至上命題を授かって会見に臨んだようです。

 

でも富川アナは頭が良くないので九州場所がどうのこうのというマヌケ質問連発。失笑をかったワケですが伊勢ケ浜親方はキレまくっていました。

 

結局暴力事件ごときで引退させるから伊勢ケ浜親方はキレるわけです。

 

理事会も金儲け重視なら報道ステーションも金儲け重視。どちらも金に目がくらんでおかしなことになっています。

 

そうした体質を変えないと相撲界も報道ステーションも良くなりません。

 

「とにかく泣かせろ」と命令されていなければ富川アナももっと普通の質問をしていたはずです。毒にも薬にもならない質問だったかもしれませんが。

 

金まみれの世の中が悪いんです。

 

そんな中で金銭欲とは違う原理で動いている貴乃花親方は立派です。明後日の方向に邁進していますが、明らかにお金目的ではありません。なぞの原理に突き動かされて爆進中。

 

相撲界は貴乃花親方を理事長にすべきです。そのときはじめて相撲界はまともに生まれ変わるでしょう。

 

報道ステーションはプロデューサーと富川アナをクビにすべきですね。おもいきってお笑い芸人など起用してはどうでしょうか。

 

上田晋也とか上手にこなしそう。質問とかもうまそう。顔はブサイクなのでスポンサー収入でウハウハとはなりませんが。